ふるさと納税してみたいなと思いながらも、日々のことに忙しくて気が付けば12月間近という方も多いことでしょう。
今回は、損しない為には知っておきたい、ふるさと納税の様々な期限と注意事項についてお話していきます。
ふるさと納税に期限はある？
ではまずは、ふるさと納税自体に期限はあるのか？という所から見ていきましょう。結論から申しますと期限があります。
ふるさと納税は、その年の1月1日〜12月31日までのちょうど1年間が対象となっています。ただし1年もあるから、また落ち着いた時に申し込もうと思っているとすぐに期限が来てしまいます。
また人気の商品などは早い者勝ちでなくなってしまいがちです。メディアなどが今からでも間に合う！と特集を組みだした頃には、正直品薄になってしまっていることも多いのが現状です。
前述した通り、ふるさと納税は12月31日まで行うことができます。ただし、間違えてはいけないのは12月31日までに申し込めばいいだけではありません。12月31日までに、納税つまり支払いも同時に済ませておかないと、年内のふるさと納税の処理を行うことができないことを知っておきましょう。
ただし、この12月31日までという期限は一般的なものであり、自治体によっても異なります。なかには12月上旬で今年度分は締め切るという自治体もあります。そこで、12月に入ってからふるさと納税を申し込もうと思っている方は、まずは自治体のホームページなどで必ず確認してください。もしホームページに掲載されていない場合は、メールか何かでも問い合わせておくことをおすすめします。
ふるさと納税後のワンストップ特例制度の期限は？
ふるさと納税を期限内にする必要があるのは、ふるさと納税を行った後に行う税金の優遇措置を受けるための手続きがあるからです。
確定申告を行う方は例年3月15日頃までと、まだ余裕がありますが、確定申告をしなくていいワンストップ特例制度を利用したい方は、年明け早々が期限となっています。
そこでここからはワンストップ制度とその期限についてご紹介しましょう。
ワンストップ特例制度とは？
まずはワンストップ特例制度について簡単にみていきましょう。
ふるさと納税の後に申請をすることで、住民税と所得税の軽減措置を受けることができる制度です。
ワンストップ特例制度は、そもそも確定申告を行わないといけない人でなければ、簡単な手続き方法で税金の優遇措置申請を行うことが出来ます。利用条件として、5つの自治体への寄附までと定められています。ちなみに、ふるさと納税を6回行った場合でも、1つの自治体に2回行うなど5か所以内であれば、利用対象となります。
この制度を利用するには、申請書とふるさと納税の返礼品と一緒に送られてくるふるさと納税の証明書を添えて、ふるさと納税をした自治体に返送することで完了します。
なお、申請は確定申告のように税務署1か所に行えばよいのではなく、ふるさと納税を行った自治体ごとに申請する必要がありますので、覚えておいてください。また返礼品と一緒に送られてくるふるさと納税の証明書を捨ててしまうと申請ができませんので、すぐに申請を行うか忘れずにとって置くことが大切です。
ワンストップ特例制度の期限
次にワンストップ特例制度の申請手続きはいつまでにしなくてはいけないのかという期限についてご紹介します。
2017年度分の〆切は2018年の1月10日（水）までとなっています。この日必着で、前述したワンストップ特例制度の申請用紙とふるさと納税の証明書が自治体に届く必要があります。
お正月休み明けでもありますので、余裕をもって申請を行うようにしましょう。
期限ぎりぎりまで可能なふるさと納税の申込方法
では最後に期限ぎりぎりにふるさと納税をする方に知っておいて欲しい、申込方法をご紹介します。
前述した通り、ふるさと納税のメリットでもある税金の優遇措置を受けるために、ふるさと納税の申込はもちろんのこと、支払いも年内に終わらせておく必要があります。
そのためには、確実に素早く支払いを完了する必要があります。そういった意味でもっともおすすめなのはクレジットカードで支払いをする方法です。
ちなみにクレジットカードで決済した場合は、決済が完了した日が支払日となります。一方銀行振込や払込取扱票を使用した場合は、指定の口座に支払いをした日が支払日となるため、金融機関がお休みの日に処理した場合は営業日となってしまいます。
また現金書留の場合は、自治体が現金書留を受け取った日ですので、年末ぎりぎりで休日に入ってしまっている場合は、年内扱いにならないケースもでてくるわけです。
そういった意味を踏まえても、すぐに決済完了となるクレジットカードで支払いを行っておくのが一番確実だといえるでしょう。
ふるさと納税をこれからしよう！という方に知っておきたい2つの期限と支払方法についてお話してきました。是非覚えておいてくださいね。
