ふるさと納税の返礼品の決め手ともなる還元率を制そう

あなたはふるさと納税をする際に何を基準に行いますか？

寄付をしたい自治体、寄付金の使い道などいろいろありますが、やはりお得な商品を選びたいと思うものですよね。

今回はあなたがふるさと納税をする時に選ぶ決め手の１つとなる還元率の仕組みを知ることで、お得な返礼品を選びましょう。

ふるさと納税の返礼品を選ぶ基準

まずは冒頭でもお話ししたふるさと納税の返礼品を選ぶ基準に着目して考えていくことにしましょう。

・自分の応援したい自治体（ふるさと、第二のふるさと、地震などの天災にあった自治体など）
・寄付したお金の使用用途（復興支援、医療支援、教育支援、子育て支援、文化財保護支援など）
・寄付金としてもらえる商品（特産品、旅行券、工芸品、家電など）

そして最後にご紹介した商品を選ぶ基準の１つとして還元率というものがあるのです。

ではここからは、ふるさと納税の返礼品選びに欠かせない還元率って何だろう？という所を掘り下げて見ていくことにしましょう。

ふるさと納税の還元率とは簡単に言うと、寄付をした額に対してお礼の品がどの程度の額の物であるのかということです。

返礼品はふるさと納税を募集している自治体が決めており、還元率が設定されているわけではありません。

しかしふるさと納税を行う私たちからすると、その還元率が高いほど、お得でありコストパフォーマンスが高いということが言えるでしょう。実際に、ふるさと納税上位の市町村を見ると、還元率の高さに人気が集まっているケースが多く見られます。

まずは基礎知識として、ふるさと納税の還元率の相場がどのぐらいなのかということをご紹介します。

一般的には平均30〜40パーセント程度の還元率の返礼品が多くなっています。つまり50,000円寄付したとすると15,000〜20,000円程度のものがもらえるということになります。

しかしいろいろ探していると還元率が50％という商品も決して少なくありません。ふるさと納税ポータルサイトである「さとふる」などにも、ふるさと納税の人気ランキングがありますが、それらに上がっている商品のほとんどが還元率50％程度のものとなっています。

しかし実際の自治体のホームページなどに還元率が掲載されていることはまずありません。ではふるさと納税の還元率というのはどうやって計算すればわかるのでしょうか？

商品の原価÷寄付をする金額×100

つまりふるさと納税で40,000円を寄付して、原価18,000円の商品をもらったとすると
（18,000円÷40,000円）×100＝45％
となります。

ただ、商品の原価は何を基準にしてどうやって求めればいいのでしょうか？一般的にはアマゾンなどのショッピングサイトの一般価格を元に計算すればいいでしょう。ただし、アマゾンなどの価格はそもそも安めの物が多いので、求めた還元額よりも数パーセントはお得になる計算となります。

ではここからは還元率がお得なふるさと納税の探し方と題してお話していきましょう。

特に還元率が高いものとしてあげられるのが、お肉や家電などです。まずはふるさとポータルサイトにある人気ランキングをチェックしていきましょう。ただし、人気の商品は往々にして品切れになってしまう事が多いのでお早めに申し込むことが必須となってきます。

少しですが、高い還元率として注目されているふるさと納税の返礼品をいくつかご紹介していきますので参考にしてください。

まず1つ目は、佐賀県嬉野市が提供する返礼品「佐賀牛切り落とし1.0kg 」です。寄付金額10,000円でもらえますが、最高ランクの佐賀牛の切り落とし肉であることから、還元率は85％程度とかなり高くなっています。

2つ目は、北海道八雲町が提供する返礼品であり、「牡丹海老と甘海老のセット　合計1キロ　約70尾」がもらえます。寄付金額10,000円で大ぶりの身がしまった海老がもらえ、還元率は84％とされています。

3つ目は、岩手県雫石町が提供しているお米を返礼品としているもので「雫石町産あきたこまち20kg」です。寄付金額10,000円でちょうど10月の新米が収穫されたタイミングで送ってもらえます。還元率は72％程度です。

なぜここまで高い還元率での返礼品を出すことが出来るのかについてお話してきましょう。

1つ目は、産地直送であることから郵送費や問屋が間に入ることもなく安価に手に入れることができるためです。

2つ目は、返礼品によって地域の良さを知ってもらい、そこに足を運んでもらう事で観光誘致にもなるという意味合いで、大きなメリットが自治体にも生まれるのです。

あなたが今年ふるさと納税をお考えであれば、是非ふるさと納税ポータルサイトなどを上手に利用して還元率が高い商品をゲットしましょう。