ふるさと納税で家電が手に入るのは今年がラスト?

ふるさと納税で寄付をしてもらう返礼の品と言えば、お肉や魚介類、お米といった特産品だけと思っていませんか?

実はパソコンや炊飯器といった家庭用電化製品を返礼の品としている自治体もあるのです。ただし、家電を返礼としている自治体は少ない上に、家電をもらえるチャンスは今年が最後とも言われています。

ふるさと納税の返礼品の1つである家電を扱う自治体や今年が最後になるかもと言われる理由についてお届けしましょう。

ふるさと納税で家電がもらえる訳

ではふるさと納税で家電がもらえるのは何故かという素朴な疑問をひも解いていきましょう。

そもそもふるさと納税は、応援したい自治体に寄付を行い、そのお礼として特産品などがもらえるという制度です。

つまり野菜やお米、お肉といったものでなくても、その自治体に家電を生産している工場があればそれは生産地という扱いになるのです。その商品を知ってもらい、商品を買ってくれる人が増えるということは、その地域の工業の活性化につながるからです。そういった意味合いもあり、家電製品も返礼の品の1つとして利用されています。

また食べ物などは消費すれば終わりですが、寄付によってずっと使える家電が手に入るというのはふるさと納税を行う側にとっても非常に人気となっています。

ふるさと納税でもらえる家電は?

では、ふるさと納税でもらえる家電にはどんなものがあるのかをご紹介しておきましょう。ちなみに2017年の例を見てみると約10種類もの家電が返礼品としてあげられています。

参考までに以下にご紹介しますね。

・パソコン・掃除機・テレビ・タブレット・カメラ・空気清浄機・simフリー携帯・炊飯器など

どんな自治体がふるさと納税の返礼品を家電としているのかという点についても気になりますよね。いくつか例をあげてご紹介していきましょう。

ノートパソコン

まずは人気のパソコンを取り扱っている自治体を見ていきましょう。

山形県米沢市

まずは2017年春モデルであるまさに最新型のノートパソコンを返礼品としてあげているのが山形県の米沢市です。NECのノートパソコンですがまさにCPUも最新盤を搭載しているものが寄付でいただけるのだからお得ですよね。

長野県安曇野市

2つ目はVAIO株式会社の事業所がある長野県安曇野市です。またセイコーエプソン株式会社の事業所もある為、VAIOのノートPCやエプソンから発売されているデスクトップPCなどがもらえますよ。

ただパソコンなどは人気商品になるので欠品中のこともある為、早目の寄付が必須となります。

掃除機

続いては掃除機を返礼品としている例を見ていきましょう。

茨城県日立市

日立市からは今人気のHITACHIのロボット型掃除機が返礼品として準備されています。しまも業界最小サイズという注目の商品がもらえるというから気になりますね。

佐賀県みやき町

生産地ではないものの返礼品としてダイソンの掃除機を提供しているのが佐賀県みやき町です。1種類だけでなくさまざまなタイプの物があるので、ご自分にあった物を選べそうですね。

テレビ

最後に人気のテレビを提供している自治体をチェックしておきましょう。

長野県伊那市

長野県伊那市がふるさと納税の返礼品として準備しているのは、なんと49型の大型テレビで4K映像に対応したパナソニックの最新モデルです。パナソニックの工場があるからこそできるサービスですね。

宮城県多賀城町

ソニーの仙台支社がある宮城県多賀城町がふるさと納税の返礼品として準備しているのは、ソニーの液晶テレビである「BRAVIA」です。それ以外にもさまざまなテレビを扱っています。

ふるさと納税で家電が手に入るのは今年がラスト?

ふるさと納税で家電がもらえるのは今年がラスト?

家電を返礼品としてもらえるということもあり、ふるさと納税にさらに注目が集まってはいますが、2017年の3月31日に総務省が以下の通達を出しました。

・返礼品の額は寄付をもらった額の3割以下とする
・家電や商品券、貴金属は返礼品としない

上記のお達しがあったこともあり、ふるさと納税の返礼品に家電を出さなくなった自治体が増えているのも事実です。また自治体のホームページで掲載するのではなく、さとふるといったポータルサイトを利用してのみ提供しているケースも見られます。

これらの流れを汲んで、ふるさと納税をすることで家電を返礼品としてもらうのは今年が最後のチャンスという声が大きく聞かれているのです。

しかし、総務省の野田氏がその後のインタビューで、返礼品を何にするのかは各自治体に任せるのが当然の方向だという意思を述べました。そのため、2018年度は現在のように家電を返礼品とすることへの制限がなくなるように検討がなされているようです。

つまり今年がチャンスかもしれませんが、まだまだ来年以降もお得な家電を手に入れるチャンスがゼロではないということになります。

ふるさと納税は上手に利用することで、還元率の高い人気の家電を手に入れることもできますので、随時自治体のサイトなどをチェックしていきましょう。

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